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他人の視線が気になる人のための認知療法の方法は?

認知療法

バスや電車、または会社で電話をしている時、書類を書いている横に座られた時などに他人の視線が気になり、冷静ではいられなくなる人がいます。これは「他視線恐怖症」と言われる社交、社会不安障害の一種です。

 

これは誰にでも起こりうる症状であり、有名な話に書道の先生が結婚式の受付で自分の名前を書き損じた・・というものがあり、人は緊張したり意識し過ぎたりすると、普段何気なしにしていることでも咄嗟にできなくなることがあるのです。

 

 


他視線恐怖症は他の病気に変遷しやすい

他人にじっと見られて冷静さを無くすのは誰しも経験するところです。しかし極度の緊張が常に続くとしたら、放っておくことは懸命ではありません。なぜなら他視線恐怖症は対人恐怖症、うつ病、ひきこもりなどに変遷しやすい特徴を持っているからです。

 

原因は本人の自意識の強さや内面的な受け止め方、価値観のズレなどですが、精神科で行われる認知療法では他視線恐怖症も1つの精神疾患として薬物や認知療法によって治療を施します。

26歳・女性・デパート販売員のケース

Hさんは短大卒業後に子供の頃から憧れていたデパート就職してジュエリー販売員として勤め始めました。しかしお客と接するのが非常に苦手で、厳しい販売訓練を受けたにも関わらず、実践では思うように接客することができないことを強く悩んでいました。

 

お客にじっと見つめられると強く緊張し、汗が流れて顔が火照ってしまうのでした。それは販売訓練の時も同じで、教官や訓練生に見つめられると、何度やっても同じ所でつまづき、ミスをしてしまうのでした。

 

お客に対して商品の説明や、ローンの案?事項など、大切なことを説明するだけでなく、商品をうまくセールスして販売することができなければ、実績として評価されず、肩身の狭い思いをしなければいけません。

 

強い緊張感を感じて小さなミスを連発し、実際に成績も思わしくなかったのです。Hさんはネットでたまたま見つけた精神科を受診し、認知療法を試してみることを考えました。

認知療法の実際のカウンセリング

Hさんのような他視線恐怖症の方は「うまくやらなけらばけない」という意識が強すぎ、または「失敗できない」「大変なことになる」「みんなが見ている」とどんどん自分で自分を追い込んでいくのです。

 

Hさんを受け持った医師は多くの社会不安障害の患者を改善させた実績のある方でした。Hさんはやはり人の視線が気になるようで、それは仕事中だけでは無く、通勤時の電車の中やカフェでくつろいでいる時ですら、他人の視線を意識して自分の行動に制限をかけてしまうのです。

 

医師はHさんとのカウンセリングの中でこういう質問をしました。

  • 周囲の人は本当にあなたを見ていると思いますか?
  • お店に来るお客さんが知りたいのは、ジュエリーの情報ではなくあなたの情報ですか?
  • 周囲の人はあなたを貶めようとあら探しをしているのですか?
  • 次の1回のミスであなたはデパートをクビになるのでしょうか?

Hさんの答えは全て「いいえ」でした。そしてそう答えることでHさんの抱える気持ちの重荷はずいぶんと軽くなったのです。

 

これに加えて、Hさんの緊張してしまう場面をHさん自身が紙に書き出し、それに悩む人の「相談事」としてHさんは見返してみました。するとどれも「大したことではない」悩みに思えてくるのでした。

まとめ・主観から離れること

Hさんはまだ完全ではありませんが、以前比べるとミスは減ったと言います。自分で作り上げた恐怖を恐れることが無くなったからです。人は「主観」で生きていますが、こういった精神的な苦痛を感じることが続く時には一度離れたところから自分を見る必要性があるのです。

 

認知療法を行う医師はこういった発想の手助けをし、患者をストレスから開放するヒントを会話の中で見つけ出してくれるのです。

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