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社会不安障害(SAD)に認知療法は効果があるのか?

認知療法

社会不安障害(SAD)とは社会生活において特定の場面において極度の緊張を強いられ、強いストレスを受ける症状全般のことを指し、近年はその患者が急増していると言われています。


SADの症例

社会不安障害(SAD)は単に「恥ずかしがり屋」と混同されやすいのですが、ある場面に慣れてしまうか恐怖を産出してしまうかの違いがあります。

 

多くの症例がありますが、代表的なものは以下のようなものがあります。

  • 対人で大量の汗をかく
  • 他人の視線が気になる
  • 自分の体臭が気になる
  • 対人状態で赤面する、発汗、吐き気あがる、どもる、震える
  • 多くの人の前ではなしをする時に赤面、発汗、吐き気、あがる、どもる、震える
  • 地位のある人、初対面の人と話す時に正常でいられなくなる
  • 人前に出るのが嫌

こういったものは以前では病気としては捉えられませんでしたが、ここから更なる脳や自律神経へのダメージ、うつ病、統合失調症、パニック障害など、さまざまな疾患へと結びつくこと解明されてきているのです。

28歳・男性・会社員のSAD発症例

体力もあり、精力的に仕事をこなす男性Aさんは、几帳面に仕事をする性格が認められて入社3年目で異例の係長に任命されました。これまで接することがほとんどなかった部長以上の管理職の人達との接点ができたことや、部下が多くでき、会議や打ち合わせの主役になることも増えたことでしだいにストレスを溜めるようになっていきました。

 

Aさんは元々人付き合いが苦手であり、大勢の人の前で話すことにも強いプレッシャーを感じるような性格でした。会社的にはそういった個々の性格などは関係なく、それぞれのポストによりやらなければいけない職務がありますので、Aさんは何とか最初は自分の責任を果たそうと必死になって努力しましたが、心労が続き、胃痛を起こすようになってしまいました。

 

職場ではミスが目立つようになり、それを苦にしてさらに悩みは増えました。全身がだるくなり夜も深い睡眠がとれずに頻繁に深夜に目覚めるようになった時に心療内科への受診を決意しました。

 

そこでは睡眠導入剤を処方されましたが、Aさんは自分の会社での状態を医師に打ち明けると、認知療法の存在を教えてもらったのです。そこでの認知療法はグループで行う簡易式のものですが、多くの社交不安、社会不安障害の患者が参加して、心の重みを取り払う為にディスカッションをしていました。

苦手意識から生まれる恐怖

グループ治療とカウンセラーとの面談を繰り返すうちに、Aさんは自分で「苦手意識」を「恐怖」に置き換える思考パターンを持っていることに気付かされました。それは参加者のほとんどがそうであり、Aさんは他人の姿を見て自分の認知の歪みに気づくことができたのです。

 

Aさんが作った恐怖は「失敗したらどうしよう」というものでした。幼い頃から人一倍努力をする性格だったのも「失敗への恐怖」だったのです。

SADのまとめ

社会不安障害の患者は「主観」に囚われます。認知治療と共に複数の同じ症状を持つ患者とのふれあいの中で、自分から離れた所から自分とそっくりな症状を持つ人を見ると「客観視」できるようになるのです。

 

他人になら「失敗は誰にでもあるさ」と言えるのに、自分のこととなると許せない・・という主観に囚われた心の状態がストレスを作る原因である「恐怖」を生み出してしまうのです。

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